「アッパッパ」と称する簡単服が出来たのは大正十二年モダーンボーイ
モダーンガールが銀座に氾濫したのが大正十五年。
略してモボ・モガと云いました(笑)。
モガは髪が短くなり、断髪のイートン・クロップや 耳隠しが流行し「断
髪ガール」なんて云われたそうです。
お化粧もハデになり白粉も、舶来のCOTY、口紅はおちょぼ口から、唇一杯
に大きく塗るようになって、眉の形も外国の女優をまねていたようです。
洋服の襟は大きめ、柄も大胆でハデ目なチェックや花柄が主流。デザイン
も映画の影響がいち早く取り入れられ流行しました。
一、俺が村中で一番、モボだと云われた男/自惚れて、のぼせて得意顔/東京は銀座へと来た
二、そもそも、その時のスタイル/青シャツに真っ赤なネクタイ/山高シャッポにロイド眼鏡
/ダブダブのセイラのズボン(以下省略)
この唄(伊達男って題ではなかったでしょうか?忘れてしまった・・(汗))は昭和5年頃になってから流行し、
エノケン(榎本健一一座って云っても判らないよね?日本の喜劇役者さんです。お母さんとか、お父さんに聞いて頂 などが唄って庶民に親しまれた唄ですが、モボの姿を良く表現しています。
けると嬉しいです。)
赤いネクタイやセイラーのラッパズボン、そしてロイド眼鏡。(この眼鏡は、当時人気を博したアメリカ というのをかぶってました。モガもモボもどちらの格好もみんな映画の中からの流行だったのです ねっ。「青猫」に登場するお姉さま方の服装は丁度こんなカンジですよね?断髪にゆるくパーマネ ントをあてて綺麗なウエーブをつけているの。洋服も舶来の女優さんみたいでホントにキレイ!!
の喜劇役者、ハロルド・ロイド(結構美形です。)の眼鏡と同じ形からこう呼ばれました) ロイドの帽子は麦藁のカンカン帽子だったのですが、モボはソフトハットの頭をつぶしたお釜帽子